予防医学とプロポリス
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ガンを防ぐための12か条 国立がんセンター |
今日からさっそく生活改善を
この12ヵ条は、とりたてて特別なことではありません。日常生活のなかで、少しだけ気をつければ、だれにでもできる簡単なことです。
今まで無頓着だった日ごろの生活態度を、これを機会に総点検してみてください。少しでもがんの原因になるようなことを遠ざけて、明るい健康な生活を送りたいものです。
現在生きている私たちが、まったくがんにかからないようにすることは無理としても、ある程度はこれを防ぐことができます。
そこで、日常の生活のなかで、「できるだけがんの原因を追放していこう」ということから生まれたのが、<がんを防ぐための12ヵ条>です。
この12ヵ条を積極的に実行すれば、がんの約60パーセント(禁煙で30パーセント、食生活の工夫などでさらに30パーセント)が防げるだろうと専門家たちは考えています。
一見、どれも平凡に思えるかもしれませんが、統計や実験データをもとにつくられており、しっかりとした科学的根拠に基づいています。
そして、国際的ながん予防の指針にもつながるものなのです。
- 1.バランスのとれた栄養をとる
食物は生命の根源。私たちの健康を守る第1のカギが、毎日の食事であることはいうまでもありません。
栄養のバランスがくずれると、さまざまなかたちで体に支障があらわれ、さらには病気の原因にもなります。今や日本人の死亡原因の第1位となった病気、がんも、その例外ではありません。
偏食をつつしみましょう
最近、食物のかたよりと発がんの関係が、疫学調査や動物実験によって明らかになってきました。
わかってきたのは、私たちが日々食べている食品群の中に、がんを引きおこす物質とがんを抑える物質がともに存在しているということです。
たとえば、乳がん、大腸がん、子宮内膜がんなどは、脂肪のとりすぎと重大な関係があるといわれています。
その他、あまり多量に食べると、発がんの心配が生じる食品も見出されつつあります。
反対に発がんを抑える栄養素として、ビタミンAやビタミンC、Eなどがクローズアップされ、食物繊維にも発がん抑制の効果が知られています。
ですから、食事の際はできるだけ多くの種類の食品をとり、食物中の発がん物質の作用を相殺していくことが大切です。
がんの予防は食事から
最近では調理済み食品の利用が高まり、材料の種類も限られるせいか、栄養の面でかなりのアンバランスをきたしていることが、国民栄養調査の結果にもでています。
脂肪の摂取は昭和30年当時の約3倍に増える一方、食べる野菜の量は少なくなってきています。
ほうれんそうのおひたし、きんぴらごぼう、かぼちゃの煮物など、野菜料理をどんどん食卓に加えてください。
偏食せずにいろいろなものをバランスよく食べることは、栄養の面ばかりではなく、発がんの危険を低下させるという点からも大切なことなのです。
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2 毎日変化のある食事を
多くの人は特定の食物に対して嗜好があるので、好きなものを繰り返し食べがちです。問題は度がすぎることです。
食物中の発がん物質の濃度は、たいていはそれほど高くないのですが、同じ食品ばかり食べ続けることは、体をいつもがんの危険にさらすことになります。
たとえば、牧場で大量にわらびを食べた牛に血尿がでたり膀胱がんが発生し、一時、問題になりました。
わらびをたまに少し食べるくらいなら心配ありませんが、たくさんの量を、毎日食べるのはさけたほうがいいでしょう。
バランスのよい栄養をとること、ただ、それも、にんじんにカロチンがあっていいからと、そればかり食べるのではなく、できるだけ多くの緑黄色野菜からカロチンをとることが望ましいのです。バランスよく、そしてバラエティーのある食生活を心がけてください。
同じものを繰り返さないという注意は、薬にもいえます。医師の指示で必要とされる場合以外は、同一の薬を飲み続けることは極力さけたほうが賢明です。
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3 食べすぎをさけ脂肪はひかえめに
「長生きの秘けつは腹八分目にあり」とよくいわれますが、がんについても同じことがいえそうです。
ネズミの実験によると、好きなだけ食べさせたグループと、食事量を60パーセントくらいに制限したグループとでは、制限グループのほうが発がん率が低く、長生きしているという結果がでています。
食べすぎの中でも、とくに問題とされるのが脂肪の量で、脂肪をとりすぎると乳がんになりやすいという報告があります。
従来、日本人女性の乳がんは、閉経前6に対して、閉経後4の割合でした。それが近ごろは5対5となり、アメリカ人女性の4対6にだんだんと近づきつつあります。
原因は、閉経期が遅くなったこともありますが、動物性脂肪のとりすぎが考えられます。
また、脂肪の摂取量は、乳がんだけでなく、大腸がんや前立腺がんなどの発生とも関連のあることが指摘されています。
食べすぎと脂肪のとりすぎには、十分気をつけましょう。
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食事については、「生命医療を求めて」で、私達日本人の健康食は、やはり日本食で四季折々の旬のもの、その地域でとれるものが好ましいと指摘されています。
また、100万部突破のベストセラー「病気にならない生き方」を書かれた、新谷弘実アメリカの外科教授も「ミラクルエンザイム」という造語をつくられ、私達が健康に生きるために必要な恒常性(これもホメオスターシス プロポリスの生体免疫調整力のページで触れましたが)を保つために必要な多くの酵素は正しい食事からと言われています。
プロポリスには数多くの体に有効な天然成分が多く含まれているので、毎日プロポリスを飲まれるとガンをはじめ生活習慣病の予防が出来て、私達の体の恒常性、免疫力を保つことができると信じています。
年配の方、高齢者、大病をされた方がプロポリスで元気な生活をされているのを見ると嬉しくなります。
プロポリスを飲むことは簡単に出来て、体にとても良いことをしています。
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4 お酒はほどほどに −健康的に楽しみましょうー
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お酒が健康を害するといえば、一般に肝臓を考えますね。でも、飲みすぎが及ぼす悪影響は、肝臓だけにはとどまりません。
WHO(世界保健機関)の調査では、過度の飲酒と、口腔がん、喉頭がん、食道がんは関係があるという報告がなされています。
フランスのノルマンディー地方の住民は、アルコール濃度の高いブランディーを飲む習慣があり、昔から食道がんが多いといわれます。
強い酒で口腔や咽頭、食道などの粘膜の細胞を傷つけるのが原因だろうと考えられます。
アルコールの多量摂取と肝臓がんの発生にも関係がみとめられています。また、酒好きの人は、つまみを食べずにお酒だけを飲むことが多いので、栄養のバランスがくずれて、がんになりやすい体の条件をつくる可能性も高いわけです。
とくに、飲みすぎのうえにたばこが重なると、悪い因子が相乗的にはたらいて、がんの危険も増します。
飲酒中のたばこは極力ひかえるよう努力し、強いお酒は薄めて飲むか、水といっしょに飲むようにしましょう。まずはお酒はほどほどに。
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