免疫力は自律神経が支配していると考えられています。
自律神経には、交感神経と副交感神経の二つがありますが、人間が活動するためには、交感神経が働き、その活動を支えるための睡眠や休養の中で副交感神経が働いてます。
病気になる原因は、このどちらかが度を越すことが原因のようです。
人には交感神経優位体質と副交感神経優位体質に分かれているそうです。
縄文時代は、集団的家族制度がとられストレスが少ない環境だったようで副交感神経優位の人間が多かったのだそうです。
戦後日本復興時代に生まれた私ですが、兄弟も6人男ばかりの大家族の中に育ち,
お互いに助け合い縄文時代のように副交感神経優位の人間が多かったように思います。
それが、現代は競争社会、核家族化、地球温暖化が進み、衣食住が満たされ、便利な世の中になった反動としてストレス社会になり、交感神経優位体質の人間が多くなってきたように思います。
長生きするのは副交感神経優位型の人らしく、血流が豊富で免疫力を担うリンパ球が多くあることが大切のようです。
過度のストレスで交感神経が優位になり、血管が収縮し血行が悪化して細胞の老化、血行障害がおこり、ガン、心臓病、便秘、不眠が生じているのも現代社会です。
しかし、副交感神経が優位に働きすぎて免疫過剰となっても、アトピー、花粉症、ぜんそくなどのアレルギー疾患を引き起こすそうです。
このように、ほとんどの病気は、免疫力の調整が起因し、過度なストレスは避けなければいけませんが、適度なストレスも人生のスパイスとして必要です。
ストレスが高まれば免疫力の落ちることも分かってきています。
また、免疫力が高い人は冬になりインフルエンザが流行しても、その方には病原菌やウィルスなどを排除する体のシステムがあります。プロポリスを飲み続けられる方によくみられることです。
笑顔の効用
体と心を若々しく保つ
笑うことは病気になりにくい、長生きな方は、楽観的で明るい方が多いことは想像がつきます。
日本経済新聞(2007年1月20日)に面白い事が書いてあったので紹介します。
「ストレスなどから笑えなくなっているときこそ、笑顔が大切」と日本笑い学会理事の市来さんは話されています。
笑顔は心や体に想像以上に大きな影響を与えているらしいのです。また若々しい顔を保つ効果もあるみたいです。
反対に無表情や小難しい顔をすると表情筋が衰え、老け顔をつくる原因となるとのことです。
また、市来さんは、「笑いにより脳の血流量が増え、脳が活性化されることで、認知症の治療や脳の老化予防にもつながる可能性がある」と言われています。
笑うと免疫力が正常化し、自然治癒力が高まり、ストレスを感じる時に分泌されるコルチゾールというホルモンが減少すると指摘されます。
笑おうとしてもうまくいかない人は鏡をのぞき意識的に笑顔をつくる訓練が大切で、うがいで練習することを奨めています。
水を口にふくみ、、ほほを横に広げながらブクブクうがいをし、さらにのどの奥を広げるようにガラガラとうがいをすることを奨められています。
仕事中に歯を食いしばる癖のある方は、あごの関節に力が入り表情が堅くなるので
舌の先を前歯の奥に軽くつけておくと笑顔がでやすいとのことです。
私の兄の一人は、朝4時起きを長年の習慣としています。クリスチャンでもある兄は、朝起きたら家族の名前全員を言葉に出して、その日の無事などを祈るそうです。
今年2008年91歳なった私の母も同じように、子供六人、孫12名 曾孫12名、孫の嫁や夫の名前、総勢50名ほどを口にだして祈っているそうです。
この兄は、また鏡の前で笑う表情つくりをよくしていたことを覚えています。
人それぞれに自分のリズムがありますが、毎日を楽しく生きたいですね。
免疫力と自律神経 笑顔の効用 リンパ球と副交感神経
運動と休息について |
ブラジル語(ポルトガル語)にブラジル人が良く好んで使う言葉があります。
それは、mais ou menos です。マイゾメノスと発音します。これは、英語に訳すと、more or less ですが、日本語に直訳すると「大きくもない小さくもない」つまり「まあまあ」という意味です。
ブラジル人が明るいのは、ケセラセラ(これはスペイン語で、なるようになると日本語に訳されていますが)キリスト教の聖書の言葉にもあるように、「空の鳥を見よ!何を着よう、何を食べようと考えているか!」「明日のことを心配してもしょうがない、思い煩うな!」ということなんでしょう。
マイゾメノスもケセラセラも「なんとかなるさ」と思うからでしょうか、ブラジル人をはじめラテンの国の人の性格は概して明るいようです。
さて、私がこのホームページでいつも言う、健康な生活を送るには、適度な運動と睡眠と頻繁に書いていますが、ミラクルエンザイムの生みの親、新谷先生は、「病気にならない生き方」に、私達のホメオスタシス(恒常性、自然治癒力)が働くためには、こまめに五分の仮眠をとることが大切と言われます。
スペイン人から来たシエスタという昼寝の習慣もブラジルでも、私が住んでいた1980年代は、雑貨店や文具店などは昼休を2〜3時間くらいとって店を閉めていましたね。
現在は、世の中が忙しくなって、そのような人間的な良い?習慣はなくなってきているようで寂しいですが・・・
「病気にならない生き方」を書かれた新谷先生は、エンザイム(酵素)をつくるのに、眠いな疲れたなと感じた時は、5分でも10分でも休むと、疲れた体の箇所のリカバリーやホメオスタシスの機能を活性化させると言います。
人間の体には「血液・リンパの流れ」「胃腸の流れ」「尿の流れ」「空気の流れ」「気の流れ」の5つの流れがあり、これをよくする働きが「運動」といわれます。
全身を動かすことで血行もリンパの流れもよくなり、全身の新陳代謝が活発になります。そうなれば、ボディエンザイムが活性化するのに必要不可欠なビタミン・ミネラルが供給されやすくなり、エンザイムが働く環境をつくるそうです。
しかし、何事も「しすぎる」と人間の体の恒常性は崩れてしまうので、「適当」が良いと新谷先生は言われます。
ブラジル人は、適当でいい加減ではありません。実際は勤勉で働き者と私は思います。
私達日本人よりも、人生を楽しんでいるように明るいのは、マイゾメノス「まあまあ」という、思い煩わない、おおらかで自然でファジーな人生観を持っているからでしょう。
プロポリスの効果を高め、私達がもっている自然治癒力を導き出すためにも、せっかくブラジルプロポリスを飲んでいるのですからブラジル人が教えてくれるマイゾメノス(適当・適度)な気持ちと適度な運度と休息が大切なのです。 |
[気」について |
10年以上前に、私は「整体道場」という福岡県理療師会の会長をされていたお宅で,整体を習ったことがありました。先生は、「気」という言葉を良く使われていました。
「気」というのは、特別の気功師や霊能者が持っているものではなくて、私達誰もが潜在的にもっているものとお話されていました。
その「気」を自分のなかに充満させるために、お腹に力を入れて(へその下辺りの丹田タンデンを意識して)正座し、両手を紙1枚くらいの隙間をあけて手を合わせ、目をつぶって深い呼吸(鼻から吸って丹田に落とし、口から吐き出す)をさせられていたことを思い出します。
整体の基本的な考え方を説明するために、当時私が習っていた整体の資料を整理していましたら、「触手の心構え」と書いたコピーが出てきましたので紹介してみます。
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「触手の心構え」 |
明るい気 : 愛情、歓喜、明朗、祝福、感謝、親切、報恩、礼節
暗い気 : 怒り、憎しみ、悲しみ、嫉妬、怨根(えんこん)、不平、恐怖、背信、無礼 不親切
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「マイナス想念の追放」
●他人の批判をしない ●他人の悪口を言わない ●妬み(ねたみ)怒り、悲しみ あせりすべていけない ●こうしたら悪いことが起きるんじゃないかと思ってはいけない
●ぐち 不平 不満 恐怖 すべていけない ●人の悪口 愚痴(ぐち)話をいっているグループに入らない ●マイナスの気を避けて、常にプラスの想念を持つ
●マイナスの気を自分の回りから追放するために、努力して明るく笑うようにする
●プラス言葉だけを使う
(資料 H&M研究所)
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