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２０１６年９月のごあいさつ

拝啓　この夏ンも記録的な暑さはリオオリンピックの楽しみとその感動で何とか凌ぐことが出来たようです。皆様お元気でいらっしゃいますか。平素はシンプロポリスミナスをご愛顧いただきまして誠に有難うございます。

寝苦しい夜にオリンピックで寝不足になられませんでしたか。開催前は心配な事ばかりでしたが蓋を開けてみると窃盗事件などがあったものの開会式・閉会式はファンタスチックな演出でブラジルの歴史、国民性、細部に行き届いたメッセージが強く感じられ大変素晴らしかったと思います。

莫大なお金をかけずとも主旨を明確にすることにより喜びと感動を与えられるオリンピックになることを教えてくれたように思います。また日本人選手の大活躍と閉会式の「東京ショー」は東京オリンピックへの期待に繋がるものでした。

その中の一人、テニスの錦織選手の９６年ぶりのメダルというニュースに興味をそそられ少し調べてみました。一世紀近く前に世界で活躍したのは熊谷一弥というプレーヤーで１９２０年のベルギーのアントワープ五輪でシングルスとダブルスで各々銀メダルを獲得されました。

熊谷氏は１８９０年福岡県大牟田市で生まれ慶應義塾大学に進学し庭球部に所属、慶應庭球部は１９１３年世界へ挑戦するために日本で初めて軟式から硬式に転向し海外にも遠征しました。卒業後は三菱銀行ニューヨーク支店に勤務してアメリカを拠点にプレーヤーとしても活躍されました。

オリンピックでは優勝を目指していたため二つのメダルを獲得しても満足せず授賞式では自らメダルを受け取らなかったそうです。その後も日本テニス界に貢献され１９６８年故郷大牟田市にて７７歳で 無くなられました。この時代に日本人で活躍された方がいらっしゃたことは大変な驚きです。

夏のお疲れが出る頃です。どうぞシンプロポリスでご自愛ください。　　敬具

有限会社ノビア　店主　河村伸一郎