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１０月のごあいさつ

拝啓　朝晩は冷え込み　秋の気配がいよいよ濃くなってまいりました。スポーツの秋、行楽の秋、芸術の秋・・・皆様はどのようにお過ごしでしょうか

さて、先月のご挨拶にリスボン大学の様子を書きましたが、スペイン人の男性と学食に行った時のこと、彼が「私はマクロビオテック」と食堂係りの人に告げると、穀物と豆、野菜の見るからにカロリーが低く、あっさりしたお料理が出てきました。また、翌日には豆腐ステーキが提供されていて、ヨーロッパでの豆腐の認知度は高いようでした。

マクロビオテックは穀物や野菜、海藻など中心に暮らす土地の旬のものを丸ごと摂ることで身体のバランスがとれるという考え方だそうです。又すべての物に「陰」と「陽」があり、陰性の食材とは上に向かって伸び、身体を冷やす作用があるもの（夏のキュウリ、トマトなど）で陽性の食材とは地中に向かって伸び、身体を温める作用があるもの（冬のゴボウ、人参など）陰陽どちらにも傾き過ぎない方が良いとされています。

そんな折、妻が高校の友人たちと会食をしました。その中に義父母に当たる人が、マクロビオテックの創始者である桜沢如（さくらざわゆきかず）１８９３〜１９６６という有名な方であると言う人がいて、共に驚きました。

てっきり欧米が発祥と思っていたところ、日本が発祥であったことも知りました。更に調べてみますと、桜沢氏は世界を股にかけて活躍した食養指導家、思想家、反戦運動家でした。

食欲の秋に食の情報が溢れる中、健康のためにどのような食生活を選択するか誰もが迷ってしまいます。その一端としてシンプロポリスミナスが少しでもご健康にお役に立てましたら幸いです。

日頃のご愛顧に心より感謝申し上げます。　　　敬具

有限会社　ノビア　　店主　河村伸一郎