十二月のあいさつ
拝啓 いよいよ 師走を迎え心忙しく一年を振り返る時となりました。
皆様にはいかがお過ごしでしょうか。
私どもは皆様の格別なお引き立てをいただきお陰様で無事に一年を
過ごすことが出来ました。心より感謝とお礼を申し上げます。
今年は不景気が更に深刻化し先進国の中でも日本の貧困率
の高さには驚き大変な事態であると受け止めました。
だからこそ一層心が豊かになるように日々心掛けることの
大切さを痛感しています。
十二月は町々の装いもクリスマスで色取られ
楽しい気分になるものです。
ご存知でしたか 日本のクリスマス発祥の地が山口であることを
私も次のように学ぶことが出来ました。
それは1549年キリスト教布教のため鹿児島に上陸した
フランシスコザビエルの一行はいろいろな困難を経て
二年後山口の領主大内義隆から布教の許可を得
5年間この地をキリスト教布教の本拠としました。
(ザビエルは1551年11月次の活動地インドに向かっています)
1552年12月24日宣教師トルレスが仮住まいの司祭館に
日本人信徒を招いてクリスマスの祝いをも催しました。
その時の様子は修道士フェルナンデスが神の話を人々に
聞かせ疲れてくるとローマ字のわかる日本人信徒の
少年が代わりに朗読をしました。
皆は夜を徹して神を賛美し、翌朝再びミサと説教を
聞いたのち全員に食事が振舞われました。
これが最初です。
日ごとに寒くなります。どうぞお元気でよいお年をお迎え下さいますよう
お祈り申し上げます。
敬具
有限会社 ノビア 河村 伸一郎 |