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　　　　　　　　　　　　令和３年６月のご挨拶

拝啓　今年は平年よりも極めて早い梅雨入りとなり　まだ癒えないコロナ禍の上　すでに各地で大雨の被害が報じられているます

皆様お変わりなくお過ごしでしょうか　平素はシンプロポリスミナスをご愛顧頂きまして誠に有難うございます

さて先頃「エリザベス」（エリザベス一世1533ー1603）という映画をテレビで鑑賞後　中世ヨーロッパの余韻が残るままに「いまこそ　シェイクスピア」という番組を見ました

なぜシェイクスピア？・・・その時初めて知ったのはウィリアム・シェイクスピア（1564ー1616）の生涯が疫病（ペスト）と共にあったことでした。　更に調べますと1564年イギリスのストラトフォード・アポン・エイボンの教会で洗礼を受けた数週間後この地にペストが発生し　前年に比べ死亡率は４倍に達したそうです

1592年ー1593年のペスト流行時には劇場が封鎖され　この暗い閑暇の時に２つの長編物語　詩を書き名声を高めました

1603年3月エリザベス女王死去　新国王ジェームズ一世（1566-1625）が即位するとシェイクスピアの劇団は国立一座となるもまたしてもペストのためにロンドン市内の劇場はすべて閉鎖され1604年4月にようやく活動開始となりました　

1604年「オセロ」初演・1606年「マクベス」初演（推定）・1606年７月再びペストが流行するも12月には「リア王」を御前上演。シェイクスピアは1606年-1606年にかけて四大悲劇のうち「ハムレット」を除く三作品を執筆していたことになります

400年の昔50年に及ぶ厳しいこの時を生き抜き後世に偉大な芸術を遺したシェイクスピアには僭越ながら「ブラボー！！」の」言葉ふさわしいと思いました　同時にコロナ禍での生き方の大切さをも実感しております

時節柄くれぐれもお元気にお過ごしになられますようお祈り申し上げます。　　敬具

　　有限会社ノビア　店主　河村伸一郎