プロポリスならシンプロポリスミナスが一段と品質アップ　ブラジル最高プロポリス原料エクストグリーン・ウルトラグリーンを１００％使用

２０１９年３月店主の挨拶

拝啓　芽吹きの季節　野鳥の賑やかなさえずりも聞こえて春を感じるこの頃です。

皆様にはお変わりなくお過ごしでしょうか　平素はシンプロポリスミナスをご愛顧いただきまして心より感謝申し上げます。

さて先日茶の間のタンスを整理していたところ西日本新聞（２０１４年１２月２５日付）の切り抜きがありました。大きな文字で「からたちの花の歌手・荻野綾子　幻の歌姫　再び光を」「没後七十年の二月の顕彰会設立・母校福岡中央高に特設コーナー来年三月に記念コンサート」とあり妻の母校の記事でした。

読み進めますと　声楽家　荻野綾子（1898-1944)は福岡高等女学校に進学　近所に住む西南学院創立者ドージャー夫妻に音楽を学び1915年の卒業後は現在の東京芸大声楽科に進みました。

与謝野晶子や深尾須磨子とも親交を結びそんな中日本ンお抒情的歌曲を多数発表していた山田耕作と出会います。1925年発表の「からたちの花」の自筆譜には「私の愛する荻野綾子にささげる」とドイツ語で記されていたとか　その歌声は「白銀のソプラノ」と絶賛されパリにも留学してシャンゼリゼ劇場で公演し喝采を浴びました。

また日本で初めてフランス歌曲や楽器ハープを紹介し淡谷のり子をはじめ60人に及ぶ声楽家を育成しました。にもかかわらずその功績を現在語られることはありません。終戦の前年に亡くなった文化人は戦後の混乱で時代の波に消されてしまった人が少なくないようです。

ユーチューブで検索すると哀愁漂う萩野綾子の「からたちの花」を聴くことができます。

今年一月北原白秋と山田耕作を描いた映画「この道」が上映されましたが当時は山田耕作・北原白秋。荻野綾子三人あっての歌であったことを知ると共に早く亡くなったことを大変残念に思いました。

春とはいえ肌寒い日もありますので何卒お身体にはお気を付けください。　　　　敬具

有限会社ノビア　店主　河村伸一郎